箱守 夏子

Hakomori Natsuko

I’m Print media artist.

 

 

 

写真も版画も一般的に印刷物と呼ばれる全て支持媒体に定着されたメディアのことを英語においては【print】と呼びます。

同時に、【picture】とは絵画であり、映像であり、写真をも意味しています。

 

 

 


Diffusion デジタル印刷×版画×写真のコラボレーション展 

箱守夏子・茂手木秀行・小島勉

 

会期 2023年8月21日(月)− 26日(土)

   11:30−19:00(最終日17:00まで)

会場 ギャラリー檜B・C

   東京都中央区京橋3-9-9ウィンド京橋ビル2F

   地下鉄銀座線 京橋駅1番出口より徒歩3分

   https://hinoki.main.jp/access.html

協力 株式会社竹尾・凸版印刷株式会社・株式会社玄光社

 

いまや画像生成AIがイメージを作り出し、SNSを通じてイラストや写真が拡散される時代ですが、それらはただネット空間を漂流する情報に過ぎません。情報ではなくアートを拡散・伝播させるには、これからも物理的なメディアは欠かすことができないものです。

版画、写真、印刷など、紙や支持体に定着されたメディアのことを英語においてはすべて「print」と呼びます。本展覧会では、この3つの分野のアーティストがコラボレーションしたプリント作品、アートブックを展示し、アートの拡散・伝播についてのプレゼンテーションを行います。

※本展覧会のタイトル「Diffusion」は「拡散・伝播」を意味します。

 

また会期中には、プリント作品の制作とアートブックの制作をテーマに、2つのトークセッションを開催します。

 

「高品質な紙とデジタル印刷で作るARTBOOKS

822日(火) 17:3018:30

三瀬俊樹(株式会社竹尾 営業開発部)

高本晃宏(凸版印刷株式会社 プリンティングディレクター)

川本康(株式会社玄光社 編集者)

 

「デジタル印刷×版画×写真のコラボレーション」

823日(水) 17:3018:30

箱守夏子(プリントメディアアーティスト)

茂手木秀行(写真家)

小島勉(プリンティングディレクター)

 

トークセッションについてのお問い合わせはこちらからお願いいたします。


※展覧会は無事終了いたしました。ご協力頂いた方々に感謝申し上げます。

 


後日、詳細を掲載します。

個展を開催いたしました。

 

タイトル:箱守夏子個展「Voyage」

会期:2022年4月3日(日)〜24日(日) 月曜休廊

時間:12:00〜19:00

会場:北千住BUoY(ブイ) ギャラリー1

   東京都足立区千住仲町49−11 2F

会場URL:https://buoy.or.jp/

制作協力:茂手木秀行(写真)・小島勉(プリント)・川本康(編集)

詳細:https://prtimes.jp/

  

個展図録を限定100部出版いたしましたAmazonからもご購入いただけます。

 

 

 


HANABI(2020)

タイ・バンコク大学ギャラリーにて、2020年9月1日から10月28日までOne Minute Monitor Projectに参加いたしました。 

One Minute Monitor Project

1st September, 2020 at 10.00 hrs.

One Minute Monitor Project is the moving image exhibition without a specific theme. The Project is on ground of surveying perspectives of people with different careers towards areas or circumstances in which they are currently living. In other words, this is the project of surveying conceptual distance through moving images or short term of substance transmitted on a condition of background, location of people at domestic and international level.

Each work’s length is 1 minute.

One Minute Monitor Project

Artist:

Kolap Kansorn/ Kridpuj Dhansandors/ Patcharin Sirasoonthorn/ Kata Sangkhae/ Nutchaya Pungmalee/ Dagmar Keller & Martin Wittwer/ Tian Titirat Skultantimayta/ Sorn Patharakorn/ Nir Segal/ Natsuko Hakomori/ Padipar Kongngulueam/ Cherry Boonyapan/ Rachasak Jirawat/ Reiko Takeshita/ Ruyt Chartanun/ Wantanee Siripattananuntakul/ Atthasith Chuanpipatpong/ Anuthin Wongsunkakon/ Apichat Yimyong/ Unchalee Anantawat/ Hiromi Tsuha

 

Venue:            Bangkok University (BUG) Main Campus

Date:               1st September – 28th October, 2020

9.00 – 17.00 hrs. (Closed on Sunday and Monday)

 

 For more information:

T. +66 (0)2 407 3888 ext. 2372

E. bugallery@bu.ac.th

F. http://www.facebook.com/bangkokuniversitygallery

 

 


Stranger in a strange star (2019)

 

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2019年 第87回日本版画協会版画展に入選いたしました。

 


 

2019年AIMPE(アワガミ国際ミニプリント展)に入選いたしました。

 

 

日時:2019年10月5日(土)~11月10日(日) 9:00-17:00 月曜休館(祝日の場合は翌日休館)

会場:阿波和紙伝統産業会館、いんべアートスペース、川田小学校 入賞、入選作品

 

2019アワガミ国際ミニプリント展チラシ

 

Memory downpour(2019)

支持媒体はアワガミファクトリー竹和紙、インクジェットでプリント。ed.10

彫刻刀で版木を彫る木版表現をデジタルカメラで撮影したいくつもの画像を重ね合わせ、レイヤー構造は独立性の高い版であるとの信念からこの作品は生まれました。

ある土砂降りの真夜中・窓に打ちつける雨粒を見つめながら、押し寄せる不安から、手足を動かすことができませんでした。

誰もがある瞬間、雨の中を心がさまようことがあるでしょう。そんなつまらないひとつの事柄です。

 

 

 

 


The name of the rose
The name of the rose
Under the sky IIX
Under the sky IIX

ー写真によるー gallery HINOKI B・C 

展示に寄せて



私にとっての版表現とは一体何なのか、突き詰めていった先に、ようやくひとつの光が見えつつあります。


聴こえてくる言葉の意味すら解らない街並み、行き交う人々、頭上高くバタバタとはためくビニールシート。

空は大気というレイヤーを通して見える、太陽光のRGB。私の眼球はそれらをCMYKに変換して見ている。そして何という凍える寒さだろう‥


2017年、工事現場でみたその光景はまさにこの作品展示のような印象でした。

見えているもの、見えているであろう私の器官、それら全ては不思議な巡り合わせで危ういバランスを保っているのかもしれません。


まるでいま、この時間のように。


2019年4月18日(月) 箱守夏子